山 行 報 告 | |
2008/8/9〜12 和賀山塊・生保内川 |
メンバー:W大高 駒崎 加藤 谷川 長谷川 記 録 : 長谷川 |
【コースタイム】
[9日]
大平トンネル出口8:30→生保内川本流9:40→オオゴ沢出合14:30(BP)
[10日]
BP7:30→ゴルジュ入口10:00→ゴルジュ出口14:00→標高700m付近18:30(BP)
[11日]
BP7:15→羽後朝日岳2:45→部名垂沢下降点15:30→標高720m付近18:00(BP)
[12日]
BP6:30→林道9:15→夏瀬温泉10:30
【記 録】
[9日]
大平トンネル出口に車を置いて出発。大平沢を下降して本流に降りる。途中グズグズの堰堤は懸垂下降。しばらくは踏跡を辿る。田沢湖線の線路を潜り、堰堤を越えるといよいよ沢に入る。
水は碧く澄み、渡渉を繰り返しながら進む。途中、夕餉のおかずに岩魚とヒラタケ、ナメコ頂く。生保内川は穏やかな流れを蛇行し、滔々と流れている。大ゴ沢出合で、ちょっと早いが一日目の幕場とする。
夜は、たき火に刺身、岩魚丼に岩魚・キノコ汁で言うことなし、アルコールもすすむ。
[10日]
相変らす穏やかな本流を遡る。両岸が高く迫ってくると沢の様相が一変、井戸の底のようなゴルジュとなる。魚止めの滝が四段となり迫ってくる。
一段目は右岸を首まで渡渉し(私だけ)右上、落口をA0で越える。三段目のスラブ滝10mは右岸から取り付くが非常に悪い。続く四段目を左岸から越える。まだまだゴルジュは続く。
淵を泳ぎ小滝を越えていくとようやくゴルジュの出口のようだ。ほっと一息、昼食休憩とする。相変わらず両岸が迫り小滝が連続するが、難しいところもなく進む。
十字峡のようなところを過ぎると、10mの直瀑に突き当たる。左岸のルンゼ状のところを登り高捲く。ここでヒラタケを採取。今日の泊まり場を探しながら進むがなかなか良いところがない。
大高あさんが岩魚の尺物を手掴み。夕闇が迫ってきたので小さな河原を泊まり場とする。安全のため上部のブッシュまでロープを固定する。今日も満天の星、自然の恵みをいただき、アルコールはすすむ。
[11日]
泊まり場のすぐ上は12mの直瀑、今日は高捲きから始まる。沢は傾斜を増し、高度を上げるようになる。支沢をいくつか分け右に曲がると15m滝に当たる、右岸を直登。両岸も低くなり源頭が近いことをにおわせている。
幅広滝4mをこえると銚子滝12mとなる。左岸を高捲き懸垂下降。次々と現れる小滝を越え、最後の12m滝を右岸の草付から高捲くと、水流は草原の中に消えてゆく。
右の尾根に上がり羽後朝日岳に。小休止の後、部名垂沢下降点に急ぐ。部名垂沢は藪の中を急激に下りて行く。踏跡は明瞭でトラロープも付いている。標高720mの河原で長い1日を終わる。
[12日]
今日はいよいよ下山。素早く支度をし、出発。傾斜も落ち歩きやすくなってくる。やがていくつかの堰堤を過ぎると林道に出た。
長い林道に一汗かいて、釣橋を渡ると夏瀬温泉に着く。
ジャンボタクシーで車まで戻り、温泉で英気を養って長い川旅を終わる。